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歌舞伎「白雪姫」
金曜日の夜、NHK教育テレビの「芸術劇場」で、歌舞伎の白雪姫を放送して
いるのを見て思わず魅入ってしまった。
白雪姫とは、あのグリム童話の白雪姫である。
白雪姫役が坂東玉三郎、そして王妃役が市川団十郎で、鏡の精の役が息子
の市川海老蔵。
玉三郎が、歌舞伎の女形の節回しできちんと白雪姫を演じているのに対し
て、市川団十郎親子のパートは、洒落っ気たっぷりに笑かしにきているの
が面白くて。
海老蔵は鏡の精の役だから、鏡の前に立った団十郎の身振りをテレコで
演じなければならないんだけど、団十郎がわざと変則的な動きをして、
息子を困らせたりとか、逆に海老蔵は海老蔵で、団十郎の台詞の天丼?
(何度も繰り返すこと?)を、「くどい」と男言葉でツッコミを入れたりとか。

はたまた白雪姫がさまよいこんだ森の中では、市川染五郎や中村獅童や、
尾上菊之助(寺島しのぶの兄弟の人)が、森の動物たちに扮して、7人の
小人のほうは7人の童ということで、中村吉右衛門やら、尾上松緑などの
重鎮の皆さんがコミカルな演技と踊りを見せてくれて。
中村吉右衛門なんて、普段は鬼平犯科帳か、武蔵坊弁慶か、みたいな渋い
人がそういう役をやっているのも新鮮で(ちっとも小人ではないけれども)

なんていうのか、大の大人が真剣になってこういう遊びができるのって
いいなあ、と思うのだ。
きちんとした本芸は本芸として、こういう遊びの時には思いっきり羽目を
はずして、観客を楽しませてくれるのっていいよねえ。

その後出てきた尾上菊五郎の千手観音なんて、後光が差して、後に何人も
の手役の黒子を引き連れながら、北千住観音なんて言って、台詞は「次は
南千住、南千住」だけだし。

物語の最後に出てくる王子役の松本幸四郎にしても、青いハンカチで顔を
ぬぐって「ハンカチ王子」、扇子で顔を隠して「はにかみ王子」だし。

これ、いつ上演した舞台の放送なんだろう、と思い、ネットで調べた所、
今年の5月26日に1日だけ上演された、「俳優祭り」という出しものだ
そうで。
いわば、オールスターの感謝祭みたいなものの演目だったらしい。
チケットも取りづらかったんだろうなあ。

で、5月27日といえば…、中村勘三郎さんの修正申告がにぎわせていた
時分だったので、勘三郎さんは最後に挨拶だけで、その代役としてお姉
さんの波野久里子が出演したのかしら…なんていうのは下衆の勘ぐりで
ございますのでこの辺で。

いやあ、でも初めてTVで見た歌舞伎で面白いと思ったかもしれない。
観客席も沸きに沸いていたし。
こういうのをまた見る機会があったらいいなあ、と思いました。
いや、マジで笑わせてもらったし。
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