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エルミタージュ美術館展
日曜日、上野の東京都美術館に、エルミタージュ美術館展を見に行って
きた。
エルミタージュ美術館というのは、ロシアのサンクトペテルブルグと
いう街にあり、帝政ロシア時代の王宮があった場所である。
日本で言えば、京都御所みたいな感じ?(ちょっと違うと思うけど)

で、実はサンクトペテルブルグは、もしも機会があるのなら、ロシアの
中では一番訪れてみたい街なのである。
写真で見る感じだと、西ヨーロッパの文化に、ロシア独特のデコレー
ションが入り混じって、独自の雰囲気を醸し出しているというか。
これまた日本でいうならば、小京都みたいな感じだろうか(多分ちょっと
違うと思うけど)

今回の会場には、ハイビジョンで撮影された、エルミタージュ美術館内
の風景もスクリーンで流されていたんだけど、これはもう、建物自体が
美術品、という感じなのである。

というわけで、一度は行ってみたい街ではあるが、おいそれと簡単に
行けるはずもないので、今回の美術館展は、個人的に楽しみにしてて。

という事で行った感想はというと、うん、期待を裏切られることなく、
充分堪能できました。
結構、自分好みの作品も数多く展示されていたし。
最近、美術館に時折行くようになって感じるのは、私の絵画に対する
好みの狭さである。
年代ごとに見ていっても、私が足を止めてゆっくり見たいな、もう1回
見てみたいなと思うのは、19世紀中ごろ〜第2次世界大戦前までの約100
年間に限られている、というのが最近わかってきて。

もしもこれが「オーラの泉」だったら、国分太一が「それは何かあります
ね」とか言って、江原啓之が、「以前その時代に生きていたんです」とか
言うのかもしれないけれど、個人的にはどっちでもよく。

いやね、それ以外の時代にも、多分まだ見ていないだけで、いいな、と
思う作品はあるのかもしれないな、と思うわけですよ。
例えば、例外的にレオナルド・ダヴィンチとか、ミケランジェロの作品
は結構いいな、と思うし。

だけど、19世紀以前の作品って、絵のモチーフを強調するために、後ろ
の背景を、断崖絶壁とか、ごつごつした岩山にして、滝とか流している
じゃないですか。(モナリザの背景もそうなんだけど)

なんかそういうのを見ると、うそ臭い感じがして、しらけてしまうので
ある。

で今回、自分好みの作品を、わざわざ行列に並びなおしてまで、何回も
見直しながら感じたのは、自分が好きだな、と思う作品って、その絵の
中の空間に、自分もたたずんでみたいな、と思えるかどうかなのかも
しれない、と思ったのである。

それは必ずしも、精密な描写だから、という訳でもなく、ああ、なんか
この作家の描いている、モチーフとなった場所に行ってみたいな、と
思える作品は、作者から何か温かいものが感じられるので、個人的に
いい作品で。

逆に、どんなに精密な描写で、著名な作家の作品でも、見た感じちょっ
と冷たい感じのする作品は、個人的にはあまり好きではない、という
事がわかったのである。

で、個人的にいいな、と思った作品って、大体1回の展覧会で数点あれば
いい方なんだけど、その好きな作品の場合には、絵の中に引き込まれる
感じがして、見ていて飽きないというか。

大体の場合、わざわざ順路をさかのぼってまで、もう一度見に行ったり
してしまうので、もしも誰かと一緒に見に行った場合、結構迷惑だった
りするのかも。
興味のない絵の場合には、本気で素通りしちゃうし。

今回の展覧会でも、個人的にほれ込んだ作品があって、その中で、
ミュージアムショップでポストカードを買ったのが、次の3点。
(ということで、ポストカードのスキャン画像)




あともう一点、女官たちの水浴とかいう題名の絵もよかったです。
いえいえ、ヌードがよかったんじゃなくて、周りの空間の広さが感じ
られる辺りがですが。

これらの絵って、例えばポストカードや、図録や、こうして画像として
縮小しちゃうと、その絵の持っていた迫力って消えちゃうと思うんだよ
ね。
やっぱり、絵は生に限ると思うし。

だけどこれらの絵って、もしかすると今後一生、もう生の絵を見る機会
はないかも知れないわけで。

少なくとも、細かなデティールのことは忘れてしまうと思うんだけど、
こういう自分が好きだと思った絵を見た時の、自分が感動したという
質感(のかけら)位は、記憶に留めておきたいなあ、と思ったりして。
ということで、最近、美術館に行ったときには、好きな作品のポスト
カードを買うようにしているのである。

何にせよ、いい絵を見せていただいて、眼福の時間でした。
エルミタージュ美術館展は、12月24日まで開催しています。
| アート | 22:46 | comments(0) | trackbacks(0) |
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